シミの原因

シミと病気

シミは、皮膚に紫外線が侵入しないようメラニン色素を出す体の自己防衛のちからでできてしまいます。メラニン色素が多い人は、シミになりやすいのですが、自己防衛能力は高く、紫外線から身を守っているのです。

反対にシミができにくい人は、紫外線を皮膚内部に通しやすく、皮膚ガンの危険が高いと言えます。紫外線は、肌の細胞の遺伝子を傷つけたり、壊したりします。遺伝子の多くは修復されるのですが、紫外線量が多かったり、浴びる時間が長いと、うまく修復されず、異常な遺伝子を生み出してしまいます。

これが皮膚ガンの元です。紫外線量が日本の約20倍といわれるオーストラリアでは、実際に皮膚ガンの発症率が高くなっています。1980年代から、長袖を着る、帽子をかぶる、日焼け止めを塗るなど、国をあげて皮膚ガン対策を行っています。

皮膚ガンは、表皮の基底細胞でできる基底細胞ガン、有棘細胞でできる有棘細胞ガン、悪性黒色腫(メラノーマ)の3つがあります。基底細胞ガンは最も発症率が高く、紫外線の影響を受けているガンです。顔、首、頭に盛り上がったほくろ状で現れることが多く、異常を感じたらすぐ診察を受けましょう。進行が遅く、早期発見すれば転移しにくいガンです。有棘細胞ガンは顔の他、手や足に現れます。赤い皮膚の盛り上がりが特徴です。有棘細胞ガンも早期発見されやすいガンです。

最後に悪性黒色腫は、一番発症率は低いのですが、進行が早いため、他の臓器に移転しやすいガンです。皮膚ガンで亡くなる人の多くが、この悪性黒色腫です。手や足に最初はほくろ状のものができ、だんだんシミとなって広がっていきます。どのガンも、日頃より、スキンケアで自分の肌の状態を見て、少しでも異常があった時にすぐ気づけるように観察しておくことが大切です。